ジャニオタという切り口

『ジャニオタ』という切り口

平野くんと二宮くんと、ときどき宇野くん

自名義のみでジャニーズライブの当選確立を上げるベストな戦い方

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自名義のみで戦うジャニーズ

 

本日6月25日(金)はKing&Prince Concert TOUR2021 ~Re:sence~の当落発表日。
 
まず、FCに入ってすぐの人は当たりやすいというのは噓だ。
 
FCに入って3年目、初めて自名義が息をした、!!!自名義の産声である!!!!!
 
ということで、所感ではあるが、
多名義じゃないと当たらないの・・・??
とこれまで苦悩したジャニーズライブの当落をキンプリコンサートをもとに分析をしていきたい。
 
 
 

 

 

 

 

初当選とこれまでの疑念

【これまでの私の戦歴】
2019年5月 FC加入 38万台
   6月 2ndツアー落選
   9月 舞台「DREAM BOYS」落選
   12月    舞台「ジャニーズアイランド」落選
      カウコン落選
2020年8月 L&ツアー落選(2名で申し込み、友人A当選) →配信ライブに変更 
   11月 舞台「DREAM BOYS」落選(岸担の友人Aのみ再申込で当選)
2021年6月 Re:senceツアー当選!!

 

→見事な落選続きであったが、その他の番組協力等も含めて、今回が本当に本当の自名義初当選!初の現場!!!
 
 
キンプリに出会ってジャニーズ落ちした私は、ジャニーズのライブ自体が初参戦。もちろん、推しに会うのも初めて。
 
まあ、キンプリのFC会員数がデビューしてから尋常じゃないスピードで増えていたので、動員数が追いつかないのはしょうがない部分があっただろう。
 
しかし、ツイッター上で複数回参戦する人や同行募集を見かける度に、なぜ私は一度も当たらないのか、ジャニーズのライブは抽選といいつつ多名義やフォロワー数を持っている人が強い世界なのかと、落選の悔しさとともに仕組みに対する疑念が高まるばかりだった。
 
 
 

悟りを開く

当選するためには多名義を作るしかないのだろうか…?と迷うこともあったが、
やはりお金を積むのは私の推し活ポリシーとは異なる。
 
多名義が良い悪いではなく、末永く推していく精神でいる私にとって一対一で向き合っていきたいのだ。
それにずっと推していれば、いつかは必ず当たる。
 
もちろんその年でしか見れないもの、その一回の公演でしか見れないものがあるのは十分承知している。できるならもちろんすべてを追いかけたい。
しかし、それではキリがないし、きっと長くは続かない。
 
そう考えたら、FCに入ったばかりの1年目こそショックだったものの、2年目以降は落選も落ち着いて受け止められるようになった。きっと、これからもずっと応援していく中でいつかは当たるから大丈夫、と。
 
そんな悟りを開いた境地で見えてきたことがある…。
 
 
 
 

表をもとに当落の傾向を探る

キンプリのツアー申し込み時の会員数と動員数、および今回までの私と周りの友人(リアル推し仲間)の戦歴を以下にまとめてみた。
 
 
申し込み時のFC会員数
動員数
自名義(平野)
友人A(岸)
友人B(岸)
友人C(髙橋)
友人D(髙橋)
2018年6月 1stツアー
約23万人
約27万人
 
 
 
 
   11月 ジャニアイ
約30万人
約14万人
 
 
×
 
 
2019年6月 2ndツアー
約43万人
約34万人
×(2名)
×(2名)
×
 
 ×
   9月 ドリボ
約45万人
約7万人
×(2名)
×(2名)
×
 
 
   11月 ジャニアイ  
      (KING)
約50万人
約14万人
×(2名)
×(2名)
×
 
 
2020年8月 L&ツアー
約61万人
制限なし
約475000人
制限あり
約189000人
→配信に変更
×(2名)
〇(2名)
 ×
×
 
   11月 ドリボ
約64万人
約4万人
×(2名)
×(2名)
〇(1名のみ再申込)
 〇
×
 
2021年6月 Re:Senceツアー
約70万人
約134000人
〇(4名)
×(4名)
〇(3名)
×(4名)
×
 
 
<前提としての申し込み方法(帝劇公演を除く、コンサートツアーに限る)>
枚数・・・前回公演まで両方会員の2名、今回は知人(会員)が増えたので公演にもよるが3~最大4名
 
公演数・・・基本的に各公演を第一希望にして全日程(第二希望、第三希望は空欄)
 
 
予測できる当落の傾向
・枚数が多いほど当たりにくいといった、申し込み枚数による倍率の変化の傾向は見受けにくい。
・会場や日程、ツアーか舞台かによるキャパの違い等、条件による倍率の差はあるものの、ツアーならばツアー、舞台ならば舞台と、その全公演を通して一回の当落と考える(単純に当落発表がある日を一回と数える)と、現状は3年に一回くらいの当選確立で、公演では6~7回に一回くらいの当選確立。
・昨年の配信ライブへの変更等、流れた当選は次回に考慮されている様子。
・2020年のドリボで岸担の二人が当選しているので、担当も多少考慮されている模様。
 
 
 
*おまけ*Re:senceツアーの倍率
Twitter上のアンケートを見ていると、今回のツアーの当選確立はだいたい4~5倍の様子。
700000人÷134000人=5.22倍 なので、大きくは外れていない。
 
 
 

自名義のみで戦うときのベストな戦い方

 
 
枚数による差は見受けられないようなので、最大の枚数で申し込みお互いに協力することが、全体の当選確立を上げてくれそうだ。
当落発表があってから同行者を募る、探すよりも、申し込み時点で4人揃えてお互い申し込んでおくのが当選確立を上げるという意味ではベスト。
一名義で戦うことを前提に考えたが、おそらく多名義にすると3年に一回くらいの当選確立が単純に上がるのではないかと予測する。
 
来年以降、コロナ禍による制限が外れ、規模がドームへと大きくなれば、また状況は変わってくるだろう。
 
 

最後に

 
入会当初は1年に一回くらいは参戦できると思っていたので、入ったばかりの落選続きにショックを受けていたが、こうしてなんとなく傾向が見えてくるだけで心は軽くなる。
転売や多名義の人ばかりが独占しているように見え、ジャニーズの抽選の仕組みに疑念を抱きもしたが、やはりそれは大きく見えていただけで一部分とわかる。
倍率や当選傾向を見れば、現在の当選確立は妥当と言えるだろう。
 
まあ、とにかく需要が大いにあることは誰もがわかりきっているので、動員数が増えることで今後参戦できる機会も増えたら嬉しい。
と同時に規模が大きくなってしまうゆえの寂しさもある。
 
 
もしかすると最後になるかもしれないアリーナツアー、
そして初めてキンプリに会える喜びをかみしめてきたいと思う。
 
 
…落選に沈み込んでいた人の心が、
この記事を読んだことで少しでも穏やかになっていたら嬉しい。

水曜どうでしょう、からの大泉洋への恋は雨上がりのように。

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水曜どうでしょうclassicより
・・・大泉洋にハマってしまった。予期せぬ事態。
 
きっかけは、最近水曜どうでしょうを見たこと。
 

 これまでの私と大泉洋の関係

もちろん、今やジャニーズを凌いで好感度タレントのランキング上位に位置するこの男を、全く見たことがないわけではなかった。
 
私の初めての大泉洋は、小学2年生くらいに初めて母に連れていってもらった映画館でみた『ゲゲゲの鬼太郎』の実写化でねずみ男を演じている姿だったと記憶している。
あとはドラマ『ラッキーセブン』とか『龍馬伝』とかは私の中で印象的。たぶん、私の大泉洋のイメージは大抵この辺りからきている。
『東京タワー』はいくつかあるから定かではないけど、大泉洋版を見たことがあるような気もする。
 
映画だと『ステキな金縛り』、『しあわせのパン』、『清須会議』とかは映画としても有名だから見たことがあった。
残念ながら、大泉洋アカデミー賞受賞作品は見たことがない。
あとはCMとかバラエティーのイメージも強いけど、これといったものは思い出せない。
 
そういや、去年の紅白司会はキンプリと嵐が出るからもちろん見ていた。大泉洋らしい司会だなあと思った記憶はあるが、正直、大晦日は嵐のラストライブと紅白とカウコンと大忙しだったので、司会にまで注目している余裕はなかった…。
 
加えて、私はジブリファンでもあるので、『ハウルの動く城』で案山子のカブから王子に代わる役が大泉洋だとエンドロールで知ったときはびっくりした。
大泉洋が二枚目キャラクターを演じているとやはりちょっと意外性がある。
 
まとめると、
・おしゃべり好き、ムードメーカー
・コメディキャラ
・ちょっと暑苦しいイメージ
といったかんじで、嫌いでもないがファンになることもなかった。
たぶん暑苦しいイメージは、普段のおしゃべりに相まって、ねずみ男とか演じるキャラクターがお笑い寄りな役が多いところに起因している・・・。
 
明確な時期はわからないけど、チームナックスというグループに所属することもいつからか把握していた。たぶん5人とも配役があった『思い出のマーニー』の頃かなあ。
 
 

大泉洋の恋愛映画が見たくなった理由

以上のように割と複数の接点があったにもかかわらず、
その存在を知ってから15年以上経った今になって、水曜どうでしょうを見て大泉洋が気になり出し、大泉洋の『恋愛映画』が見たいがあまり、アマプラで『恋は雨上がりのように』を見た現在の自分。
 
 
なぜ『恋愛映画』が見たくなったのか。
 
 
・・・それは、
今、私には大泉洋が、「素敵な男性に見えている」からだ・・・
 
 
否、
私が、大泉洋が「素敵な男性であること」に気づいてしまったからだ・・・。
 
 
 
4月3日生まれの大泉洋は現在48歳、結婚もしているし小学5年生の娘もいる。
娘をすごく溺愛していて、本人も自覚する親バカ。
背景には、
「娘が無償の愛を求めてくれるのは限られた時間だから、今愛情の貯金を貯めている。」
という想いがあるようで、デレデレに家族に愛情を注いでいるかんじがまた良い・・・。だって、素敵なパパすぎるだろ・・・?
 
でも、私は大泉洋の父性だけに落ちたのではない。
これだけ知った存在でありながら急激に惹かれてしまったのは、
水曜どうでしょうを見たことにほかならない。
 
 
水曜どうでしょう大泉洋って、耀いているのだ…°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°。
 
他の大泉洋が耀いていないわけではないんだけど、水曜どうでしょう大泉洋はなんだかかっこよく見えてしまう。
 
20代という若さもあるかもしれない、
が、放送されるのは、車内で半開きの目で寝る姿、着ているのはジャージ(勝負服)だし、サイコロ振りながら変な踊りをするし、車酔いにヘリ内でのリバースと、別にイケメンなシーンがあるわけではない、むしろ最悪。
ヒゲから、
 
「君は本当にブ男だなあ」
とボソッとつぶやかれてもいる。
 
どちらかというと、どうでしょう内でイケメンポジなのは、彼より11歳年上のミスターだ。
私自身、初めてミスターを見たときこのイケメンはだれ?となったし、
対決列島でヒゲの実家を訪れた際に髭母が大泉洋そっちのけでミスターに会えて露骨に嬉しそうにしていたので、やっぱりそうなんだろうなあと思う。
コスタリカ回でのミスターのグラサン短パン姿とかめちゃくちゃ様になってたもんな~!
 
そう言うとミスターがただのイケメンに聞こえてしまうが、
むしろミスターの良さは行動力とか実行力とか、強い意志と優しい柔らかさが合わさった内面の部分にあって、まさに「ミスターどうでしょう」なのはミスターである。
2004年のミスター壮行会で、どうでしょうでの立場に対するスピーチの部分とか、ウルウルしないはずがない・・・。
 
私にとってまだまだハマったばかりの水曜どうでしょうではあるが、あの4人の個性が組み合わさってこそのどうでしょうであることは間違いない。
どうか一生どうでしょう、してください。
 
 
では、そんなブ男ポジの水曜どうでしょうにおいて、
なぜ私が大泉洋に惹かれてしまったのか。
 
 
それは大泉洋人間性がもっとも感じられる場所だからではないかと思う。
 
水曜どうでしょうはほぼ旅ロケで成り立っている。
私が最初に見たサイコロの旅は最大3泊4日、海外ロケとかだともう少し長かったりする。原付の旅も然り。
観光するわけでもなく、常に食を満喫できるわけでもなく、続くのはひたすらに移動。その間、常に回り続けるカメラに対してボヤキ続ける演者の2人。番組の面白さはすべてそこでのトーク撮れ高にかかっている。
それがめちゃくちゃ面白いからこそ、水曜どうでしょうはローカルにもかかわらずここまで有名でファンが多いわけであるが、いや普通に考えてしんどい。
 
私も大学時代、サークルの活動でこれに通じるような旅をよくやっていたので、一人の時間がほとんどなく体力的にきついときでも常に周囲に緊張のようなものが続くしんどさはなんとなく想像できる。
まあ、これはテレビ番組だし、全員仕事としてやっていて、なおかつ番組の方向性がそのしんどさを面白さとして編集し放送するやり方なので、しんどさこそが醍醐味な部分はあるが、
それにしても回による企画のバラつきはあるにしても、どんなときも大泉洋のボヤキ、つっこみ、行動が面白いのは天才なのだ。しんどい状況なのに、思わず笑ってしまうのはもう人柄によるものである。
 
私はこういう環境で面白い人、面白くできる人、面白がれる人にすごく人間的な魅力を感じてしまう。
 
普段、どんな状況でもに笑いに変えるのが上手い人だからこそ、ミスターの壮行会でのガチ泣きにも心をつかまれた。
演技以外の場で大泉洋のガチ泣き姿ってこれ以外にあるんだろうか。まさにギャップ落ち。
 
そうやって水曜どうでしょうで20代の若い頃の大泉洋を見た後に、現在の40代(もうすぐ50代)の大泉洋を見ると、
数々の主演作品や俳優としての評価を得て、落ち着きと貫禄をも手に入れ、大切な家族や仲間もいる理想とも言える姿に成長していることに、
「ああ、大泉洋っていい男だなあ」と感じてしまうのだ。
人間として男として魅力的以外の何ものでもない。
 
ここで言いたいのは、成功しているから魅力的ということではなく、
一人の人間の過程を通してその生き方や人柄に触れたことで魅力を感じていることを、お伝えしたい。
これはアイドルを応援する気持ちとも重なるかもしれない。
 
 
・・・そういうわけで、
すっかり大泉洋の男としての魅力に惹かれた私は、それが見られるであろう恋愛映画を求め、『恋は雨上がりのように』に行きついたのである。
 
 

映画『恋は雨上がりのように』を見た感想

大泉洋の役どころは45歳の冴えないファミレス店長。
たぶん、演じたときはリアルにそれくらいの年齢だったはず。
 
原作は少女漫画で、17歳の高校生が45歳のおじさんを好きになり、対するおじさんがあそこまでできた人間で純粋な人間関係を結べることには現実的になかなか難しさを感じるが、
夢と葛藤と年齢と挫折とを描く作品として、その設定が大きな役割をもっていた内容だし、私は共感することができた。
 
心や心情って理性では動かせないけど、誰かの存在や言葉が大きなきっかけになる。
そういうときに重要なのは、年齢よりもその人の純粋な人間性で、もちろん歳を重ねているからこそ言えることや魅力もあるだろうけど、若いからこそ感じることや魅力だってある。
おじさんだから、好きになるわけではない。
この設定の終わり方としても最高で、一本の映画作品としてまとまりがとても良かった。
 
何より設定を叶える配役が最高で、
大泉洋小松菜奈それぞれが最適なキャスティングだった。
 
小松菜奈の身長と体型とビジュアルって映画という規格で最大に映えて生かされると感じる。そういやドラマのイメージがあまりないと思って調べたら、実際にほとんどが出演作品が映画作品だった。
関係ないけど、小松菜奈のドレスアップした姿とかもかっこよくて好き。
どうやっても顔も体型も近づけるタイプではないけど、その真似できない美しさが映像内で最大に存在感を発揮している。
 
いや~こんな女子高生に迫られて理性を保っていられるのは、大泉洋しかいないよ・・・
大泉洋目当てで見始めた私としては、理想通りの大泉洋で満足したと言わざるを得ない。
 さえないし、かっこよくもないんだけど、行動や気遣いに惹かれてしまう。あと表情にも。
あの優しさに触れたいと思わされたので、少女漫画の実写化として満点だ。
 
 
 
こんな人が近くにいたら素敵だなって、もしかしたら、きっかけによっては好きになってしまうなあって、大泉洋を見ていると思うのだ。
 
 
 
・・・ちなみに次に見たいと思っているのは『トワイライト ささらさや』。
ガッキーと大泉洋かあ~♪
 
嵐のvoyageが終わって解約しちゃったけど、『茄子 アンダルシア』も見たいから水曜どうでしょうと合わせてまたNetflixも契約しようかな・・・。
もちろん、順番に主な受賞作品たちも追っかけていきたい、!
 
 
どうでしょうについても、実際にサイコロの旅をしたりして絶賛ハマり中なので、また機会があれば記事にしたい所存であります。
あとは最近推しが増えがちなので、コラボや共演も望んでおります…!
 
明日は二宮くんの38歳バースデーなのに、関係ない更新ですみません!
 
 

嵐が示すジャニーズの未来~アラフェス2020 Part1ライブレポ~

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アラフェス2020@国立競技場

 

はじめに~嵐とキンプリ 2つの配信ライブ~

アラフェスの興奮冷めやらぬうちにと書き始めたけれど、結局一曲ずつ振り返って時間がかかってしまった…。
 
今回の視点としては嵐ファン・二宮担であるのは前提として、キンプリの配信ライブも視聴した者として感じたことを書いていきたい。
 
 
さらっと前提を整理すると
嵐とキンプリは同じジャニーズ事務所に所属するアイドルグループであるが、活動年数が大きく異なる。
嵐が2020年の11月3日で21歳を迎えたのに対して、キンプリは2歳と半年ほど。
キンプリにとって嵐は大先輩にあたるわけだが、サブスクやネット配信が主流になってきた音楽・エンタメ業界において変化の真っ只中にいるジャニーズが、今後どのようなポジションを目指していくのが”最善”なのかを考えてみたい。
 
嵐は2019年1月に活動休止を発表後、ジャニーズ事務所の先頭に立ってこの一年間デジタルシングルを始め、YouTubeSNS等、様々なデジタル解禁の試みを行ってきた。
King & Princeは現時点ではデジタルシングルもYouTubeSNSアカウントも持っていない。
 
そんな中で行われたそれぞれの初配信ライブ。
 
キンプリの配信ライブを全ステした感想は以前書いたが、
今回のライブは、デビューの頃から口に出してきた「世界を目指す」という目標への第一歩という位置づけで、昨年のツアー後に行ったアメリカ修行の成果が大きく反映されていたように感じる。
それはツアータイトルとなったアルバムの楽曲からはもちろん、目に見えてダンススキルや歌唱スキルが大きく向上していたところにも現れていた。
 
一方、嵐は昨年の20周年ツアーを終え、今回はファンの投票によってライブで披露される楽曲が決まるアラフェス2020が7年ぶり行われた。
大きくまとめると、国民的と呼ばれる嵐がグループとして20年を積み重ねてきた結晶と、グループを構成する「個人」の未来を含めたグループの今後の道筋が見えるような公演だったと私は感じた。
 
 
前置きが長くなったが、嵐のライブ「アラフェス2020 at国立競技場」を振り返ってみる。
まず触れなければいけないのは、今回のライブで大きな意味を持つ会場について。
過去に嵐は2008年から2013年にかけて国立競技場で6度のライブを行ってきたが、今回は改修工事後に初めてライブを行ったアーティストとして名前が刻まれることとなった。
しかし、7万人を収容する国立競技場であっても配信ライブにおいては無観客。
これまでの会場がコールアンドレスポンスで1つになって熱狂する嵐のライブを見ていた人からすると、ライブが始まって嵐が登場しても静まり返った風景はものすごくさびしい印象を抱いたと思う。
 
私自身、事前に見たキンプリの17000人規模の横浜アリーナのライブでさえ観客がいない景色にさみしさを覚えていたので、4倍以上の会場でどのように嵐がライブを作りあげるのかとてもドキドキしていた。
 
しかし、それは嵐のメンバーが見せる表情というパフォーマンス一つで解決された。
もちろん、座席を埋め尽くすペンライトやデジタルテクノロジーを用いた至上最大規模の演出が見せてくれる感動や圧倒もある。それが会場で見ることができたらなおさらだろうなという思いもあるが、ドキドキしていた気持ちを一瞬で安心感と幸せに変えてくれたのは、嵐のみんなのいつも通りの表情を見たことに限られる。
というのも、以前も書いたようにキンプリの5公演あったうちの前2公演はメンバーの緊張感が表情からビンビンに伝わってきてライブ終盤までこちらもずっとドキドキしながら見ていた。5公演を重ねるうちにだんだんと改善されていくのが面白かった部分もあるが、収録とはいえ一度限りしかできない演出もある中であの大きな無観客の会場であっても登場から安心感を与えてくれる嵐はさすがだと思った。
 
 

アラフェスPart1振り返り

ここからは一曲ずつ具体的に振り返ります。
(記録なのですっ飛ばしても大丈夫です。)
 
1.Love so sweet ☆ブルー×グレーの王子様衣装
気づいただろうか、Cメロの松潤の「♪伝えきれぬ愛しさは花になって街に降って~」で、松潤に投げキスをしたラストの相葉ちゃんを見て破顔する翔櫻井を。
そこにどれだけのファンが好きな嵐が詰まっていることか。
一発しかない場で思わずこちらも笑顔になるようないつもの安心を届けてくれる嵐、さすがや。
(「いいんだよ~キンプリちゃんはこれからだからこうやってハラハラするのも楽しいんだよ~」って甘やかすのは忘れない)
 
改めて「♪信じることがすべて~明けない夜はないよ~信じることがすべて~Love so sweet」の最後の掛け合いになる歌詞が響いて、いい曲だなと思った。
何度も何度も聴いているし自分は票を入れてなかったけど、こうやって披露されると何度も聞いているからこそ響く部分があって、嵐とファンにとって大事な一曲なんだと思う。
 
3.言葉よりも大切なもの ☆挨拶で上着を脱いでベストに
ライブで盛り上がる掛け合いの曲が続きやっぱり会いたくなる寂しさはあるけど、いつもだったらこうしてくれるなっていう嵐だった。
 
メンバーそれぞれの煽りシャッフルは最高だった。
真似する側のクオリティが高いのはもちろん、それを嬉しそうに見ている真似された本人の表情が好きすぎる。(ファンが大好きな嵐です)
 
4.ピカダブ
昔の映像で歌っているのを見て今回見たくて票を入れたやつ、
おじさんの嵐が歌うピカダブ、いいね。(ああ、嵐の21年の歴史を感じるよォー涙)
 
5.Love Situation ☆白衣装
ニノがかわいい曲だという認識だったけど、ランキングを見返したらアルバム曲1位の5×20と3位の5×10に挟まれての2位っていうところに驚いたし、今でもこれに狂わされたファンがいるのは察した…。でも私は今回のでラブシチュのファンになったから、やっぱりこの曲すごい。
あと、ここからの白い衣装がめちゃくちゃ好きだ、今回のでいちばん好きかもってくらい。
 
6.Summer Suplush(Autumn Suplush)
これがくると国立って感じだ(私は映像でしか見たことがないけど!)、絶対に盛り上がるもんね。傘潤。
 
7.ファイトソング
ハイ!ハイ!ハイハイハイ!これを国立でやってみたかったんだよな~
「♪ときには泣いていいよ~」のにのあいに泣いた。
盛り上がるし、いい歌詞だし、これを作曲したニノは最高。
 
8.Shake it!
きました、ソロ!!!アラフェスでおなじみだけど、比較ができるのも楽しいよね。表情に柔らかさのある30代のシェケもよき。
 
9.虹
ピアノがライトで照らされた瞬間、きたァああああああああ!と思いました、もうソロ曲として有名すぎる虹。だけれども、やっぱり見たかった。衣装と統一感のあるゴールドのピアノが輝く黄色感あって良かったです。
伴奏も歌い方も、節も少しずつ変わって大人になって、なんというかあの頃のあざといエモさが抑えられたかんじ。また、新たなニノ作詞作曲の歌が聴きたいです。カバーともども待ってます。
 
10.Rain
この曲の好きなところは大野くんの自由自在に動く身体のバネを感じる跳躍力。それがあの歌唱力とあいまって最高以外に形容できない。軽さにはやはり年齢を感じたけれど笑、当時の大野くんが凄まじいだけで年齢比で考えたらこんな39歳はいない。
 
11.One Love : Reborn ☆大野くんが描いた花のジャケット衣装
原曲はもう無意識に口ずさめるくらいに聞いているけど、20年の間に歌唱力も上がって落ち着いた雰囲気の今の嵐が歌う新たなOne Loveが良い。噴水アーチの技術はおおっ!て思ったし、さすがMJ演出。
 
12.Still…
カップリングNo.1!!ですよね!!!私も一位に入れました、アラフェス'13のこの曲のニノのソロで落ちた人間なので。この曲の流れる道を逆走する演出が好きなんだよな~、二重に回転する道を5人が
重なる今回もすごく良かった。
 
これもやっぱり好き、個人の歌の割り振りが好き、5人でたすきを繋いでいく感じ。
 
14.ユメニカケル
今回のアラフェスをきっかけにウラ嵐マニアとかカップリングを聞き直したりしたけど、やっぱり嵐のカップリングって良曲多いよな~、ウラ嵐マニア2求む。
 
15.T.A.B.O.O
やっぱ帝王が似合うな、ショウサクライは。声と歌とダンスとキャラクターとすべてがマッチし過ぎているんだよな~。最高のソロ曲ゆえ選ばれてしまうのもわかる。あの若さゆえのシャカリキ感好きだったけど、衣装も含めてファンが喜ぶツボを押さえてきたなあ。
 
16.Disco Star
みんな大好きディスコスター様!!!
 
17.希望の星
帰って来た大宮SK!!出ました、シュールな笑い。
(今回のキンプリライブでの宙に似たようなものを私は感じてしまったのだが、なんだかんだでどちらも強烈なインパクトを残していく点で
 
18.Count on me ☆ギラギラブルゾン衣装
ここからはダンス曲らしい。
 
めちゃくちゃに好き!!!!カップリングなのが最も信じられない。アラフェス’12の時計じかけ~One Love~truth~5×10の1パッケージはつなぎ含めてまじ神セトリ。そして、これを振り付けした大野智も神。あの衣装も最高だったんだな…
 
20.P.A.R.A.D.O.X
これはまだ嵐ファンじゃなかった頃にMステで見たのがすごく印象に残ってる。
本人たちも久しぶりのライブでスタッフが火薬量間違えたのかと思ったって言ってたけど、火が上がる特効がバアァーーーーン!!!!!!!ってはじける音がすごくてかった!!!
 
21.Lucky Man
これも会場でのコールアンドレスポンスに憧れてた曲。
今回、泣き虫コンビのいちゃいちゃがすごくて新たな衝撃を与えていた…
ステージ並び…大宮 翔 泣き虫
 
22.エナジーソング~絶好調超!!!!~
問答無用で楽しい、これも会場でやりたかったよ~泣
もちろん、テレビの前でやったけど!!!ハイ!ハイ!ハイハイハイ!!!
「♪いちばんになって必ず戻るから!ここ!国立に!!」
 
23.5×10 ☆赤衣装
Part1をこの曲で締めて、5×20で始まるPart2という構成が今回のアラフェスならではでさすがだったな~
 
 
・・・とりあえず振り返るのはPart1のみで一度締めることにします…。
 
どのように二つのパートに分けるのかと思っていたが、FC会員向けとだけあってPart1は総じて「ファンが見たい嵐」だった。
(ちなみに、以前のアラフェスの映像を見て憧れた曲視点で投票した私は、カップリングとソロ曲部門は全曲ランキング入りしましたがシングルとアルバム曲は1.2曲しか入りませんでした…!)
 
前日にYouTubeのアラフェス2012を見て復習していたこともあり、アラフェス2020も安定のランキングだなと感じていたけれど、終わってから比較してみると意外と半分くらいは入れ替わっていて、アラフェス定番曲の強さと新たにランキング入りした曲を考察するのも面白い。
 
こちらの方の比較がわかりやすかったので載せておきます。
 
こんな楽しみ方ができるのも三度目のアラフェスだからこそだし、選択肢が400曲以上あったのがすごい(Turning upで408曲目らしい…)。
ファンでカップリングもすべて把握している人は果たしてどれだけいるのだろう…。
本人たちもライブで披露するにあたって、曲数が限られるとはいえ振り付けを含めた思い出しが大変であろうことが想像できる…。
私も嵐ファンになってから必死で勉強したけれど笑、リアルタイムで追っていないと把握するのはかなり大変だ。
 
 
ちなみにキンプリは現時点で63曲…思ったよりもたくさん合った…。(最近は3形態のカップリング合わせると、一つのシングルで5曲くらい出るからだろう)
ちなみに嵐は2004年に発売された4枚目のアルバム「いざッ、NOW」に入っているThe Bubbleが63曲目にあたるらしい。
キンプリは2枚目のアルバム曲で63曲を達成してるから、楽曲が披露されるペースはやはり早いみたいだ…。
 
今回のアラフェスで果たして、何人の投票があったのかがとても気になる…。
(2013年は290,963通)
このお祭りをこの規模で開催できるのもすごいことだ。この日一日の経済効果は計り知れない。
 
表からは見えないけれど、どれだけの人が関わって作られているか…。
私は、voyageを年明けに見ようと思っているのだが、もちろん密着されているだろうアラフェスの制作風景の回が楽しみだ。
 
演出を中心になって考えた松潤が改めてすごいと感じたし、演出を考える人だからこその松潤の熱い人柄やここにかけてきた想いが痛いほど伝わってきた。
「絶対また会おうね~!絶対だよ~~!!!!!」っていう最後の松潤の言葉からは、単なる別れの言葉ではなく確実に次の何かがあることを感じとった。
 
「まだまだ伝えたいことがあるよ、次はもっとすごいからね、待っててね。際の際まで一緒だよ。」
そんな風に言っているように感じた。
 
初めてのオンラインライブ、当初の予定されていたアラフェスからはどれだけの変更があったことだろう。きっと、休止前最後の一年に嵐が準備していたものの半分も表には出せなかったんじゃないかと思う。
それでも今できる限りのことを伝えてくれているのはもう充分に伝わってきた。
けれど、きっと嵐はこれじゃ終わらない。
どれだけコロナによる制限があったとしても、その状況でそれ以上のものを伝えてくれるのが嵐だ。
 
逆境の中にいる嵐のパワーは強い。
 
 

まとめ

タイトルに「嵐が示すジャニーズの未来」と入れて書き始めたのは、嵐とキンプリという2グループの配信ライブを見たことをきっかけに、初の試みで試行錯誤であることは共通しながらも、全く立場が異なるグループことによる違いがとても面白いと感じたからだった。
 
デジタル化が進む中で、今年はコロナによってさらにその流れは加速した。
その一つの切り口として、ジャニーズの配信ライブはすごく興味深いと考えたのだ。
 
デジタル化の波の中で、それぞれが何を示すのか。
特に、年内いっぱいで活動休止が決まっている嵐が何を見せようとするのか。
 
結果的に、その嵐から「未来」を感じたことがすごく面白いと思い、まさに未来に向けて走り出したばかりのキンプリと比較してみようと考えた。
 
 
しかし、嵐から特にその「未来」を感じたのはPart2だったのですが、Part1から振り返っていたらたどり着きませんでした、、申し訳ありません、、、
 
 
簡単にPart2をかいつまむと、
Part2は当日に発売されたアルバム「This is 嵐」からのセトリが多く、2019年11月の♪Turnig upを皮切りに次々と発売されたデジタルシングル曲が多く含まれており、
私も発売の度にそれなりに追っていたけれど、やはりライブで聴くとまた違う感触があった。
 
Part1が「ファンが見たい嵐」だとすると、
Part2は「今の嵐が見せたいもの」だった。
 
あくまでも「休止」であるけれど、このタイミングでそれをしてくる嵐がとても嵐らしくて、なんだか「未来」を感じてしまった…。
 
 
 
幸運なことに、年末大晦日にはアルバム「This is 嵐」のライブが発表された。
 
ということで、今回書けなかったことはそこでまとめて書きたいと思う。
感情が残っていればの話だが…
 
 
 
 
・・・刻々とその日は近づいている。
 
冠番組を始めテレビでは連日嵐を振り返る内容でいっぱいだ。
スワロフスキーに嵐ウィジェットに、嵐からの贈り物も忙しい。
忙しすぎて来年から休止の実感が湧いておらず、果たして心の準備ができているのかが心配だ。
 
 
 
笑いながらでも泣きながらでも、
 
とにかく嵐についていく。