水曜どうでしょう、からの大泉洋への恋は雨上がりのように。
・・・大泉洋にハマってしまった。予期せぬ事態。
きっかけは、最近水曜どうでしょうを見たこと。
これまでの私と大泉洋の関係
もちろん、今やジャニーズを凌いで好感度タレントのランキング上位に位置するこの男を、全く見たことがないわけではなかった。
『東京タワー』はいくつかあるから定かではないけど、大泉洋版を見たことがあるような気もする。
映画だと『ステキな金縛り』、『しあわせのパン』、『清須会議』とかは映画としても有名だから見たことがあった。
あとはCMとかバラエティーのイメージも強いけど、これといったものは思い出せない。
そういや、去年の紅白司会はキンプリと嵐が出るからもちろん見ていた。大泉洋らしい司会だなあと思った記憶はあるが、正直、大晦日は嵐のラストライブと紅白とカウコンと大忙しだったので、司会にまで注目している余裕はなかった…。
まとめると、
・おしゃべり好き、ムードメーカー
・コメディキャラ
・ちょっと暑苦しいイメージ
といったかんじで、嫌いでもないがファンになることもなかった。
大泉洋の恋愛映画が見たくなった理由
以上のように割と複数の接点があったにもかかわらず、
なぜ『恋愛映画』が見たくなったのか。
・・・それは、
今、私には大泉洋が、「素敵な男性に見えている」からだ・・・
否、
私が、大泉洋が「素敵な男性であること」に気づいてしまったからだ・・・。
4月3日生まれの大泉洋は現在48歳、結婚もしているし小学5年生の娘もいる。
娘をすごく溺愛していて、本人も自覚する親バカ。
背景には、
「娘が無償の愛を求めてくれるのは限られた時間だから、今愛情の貯金を貯めている。」
という想いがあるようで、デレデレに家族に愛情を注いでいるかんじがまた良い・・・。だって、素敵なパパすぎるだろ・・・?
でも、私は大泉洋の父性だけに落ちたのではない。
これだけ知った存在でありながら急激に惹かれてしまったのは、
水曜どうでしょうを見たことにほかならない。
20代という若さもあるかもしれない、
が、放送されるのは、車内で半開きの目で寝る姿、着ているのはジャージ(勝負服)だし、サイコロ振りながら変な踊りをするし、車酔いにヘリ内でのリバースと、別にイケメンなシーンがあるわけではない、むしろ最悪。
ヒゲから、
「君は本当にブ男だなあ」
とボソッとつぶやかれてもいる。
どちらかというと、どうでしょう内でイケメンポジなのは、彼より11歳年上のミスターだ。
私自身、初めてミスターを見たときこのイケメンはだれ?となったし、
コスタリカ回でのミスターのグラサン短パン姿とかめちゃくちゃ様になってたもんな~!
そう言うとミスターがただのイケメンに聞こえてしまうが、
むしろミスターの良さは行動力とか実行力とか、強い意志と優しい柔らかさが合わさった内面の部分にあって、まさに「ミスターどうでしょう」なのはミスターである。
2004年のミスター壮行会で、どうでしょうでの立場に対するスピーチの部分とか、ウルウルしないはずがない・・・。
私にとってまだまだハマったばかりの水曜どうでしょうではあるが、あの4人の個性が組み合わさってこそのどうでしょうであることは間違いない。
どうか一生どうでしょう、してください。
では、そんなブ男ポジの水曜どうでしょうにおいて、
なぜ私が大泉洋に惹かれてしまったのか。
水曜どうでしょうはほぼ旅ロケで成り立っている。
私が最初に見たサイコロの旅は最大3泊4日、海外ロケとかだともう少し長かったりする。原付の旅も然り。
それがめちゃくちゃ面白いからこそ、水曜どうでしょうはローカルにもかかわらずここまで有名でファンが多いわけであるが、いや普通に考えてしんどい。
私も大学時代、サークルの活動でこれに通じるような旅をよくやっていたので、一人の時間がほとんどなく体力的にきついときでも常に周囲に緊張のようなものが続くしんどさはなんとなく想像できる。
まあ、これはテレビ番組だし、全員仕事としてやっていて、なおかつ番組の方向性がそのしんどさを面白さとして編集し放送するやり方なので、しんどさこそが醍醐味な部分はあるが、
それにしても回による企画のバラつきはあるにしても、どんなときも大泉洋のボヤキ、つっこみ、行動が面白いのは天才なのだ。しんどい状況なのに、思わず笑ってしまうのはもう人柄によるものである。
私はこういう環境で面白い人、面白くできる人、面白がれる人にすごく人間的な魅力を感じてしまう。
普段、どんな状況でもに笑いに変えるのが上手い人だからこそ、ミスターの壮行会でのガチ泣きにも心をつかまれた。
演技以外の場で大泉洋のガチ泣き姿ってこれ以外にあるんだろうか。まさにギャップ落ち。
数々の主演作品や俳優としての評価を得て、落ち着きと貫禄をも手に入れ、大切な家族や仲間もいる理想とも言える姿に成長していることに、
「ああ、大泉洋っていい男だなあ」と感じてしまうのだ。
人間として男として魅力的以外の何ものでもない。
ここで言いたいのは、成功しているから魅力的ということではなく、
一人の人間の過程を通してその生き方や人柄に触れたことで魅力を感じていることを、お伝えしたい。
これはアイドルを応援する気持ちとも重なるかもしれない。
・・・そういうわけで、
すっかり大泉洋の男としての魅力に惹かれた私は、それが見られるであろう恋愛映画を求め、『恋は雨上がりのように』に行きついたのである。
映画『恋は雨上がりのように』を見た感想
大泉洋の役どころは45歳の冴えないファミレス店長。
たぶん、演じたときはリアルにそれくらいの年齢だったはず。
原作は少女漫画で、17歳の高校生が45歳のおじさんを好きになり、対するおじさんがあそこまでできた人間で純粋な人間関係を結べることには現実的になかなか難しさを感じるが、
夢と葛藤と年齢と挫折とを描く作品として、その設定が大きな役割をもっていた内容だし、私は共感することができた。
心や心情って理性では動かせないけど、誰かの存在や言葉が大きなきっかけになる。
そういうときに重要なのは、年齢よりもその人の純粋な人間性で、もちろん歳を重ねているからこそ言えることや魅力もあるだろうけど、若いからこそ感じることや魅力だってある。
おじさんだから、好きになるわけではない。
この設定の終わり方としても最高で、一本の映画作品としてまとまりがとても良かった。
何より設定を叶える配役が最高で、
小松菜奈の身長と体型とビジュアルって映画という規格で最大に映えて生かされると感じる。そういやドラマのイメージがあまりないと思って調べたら、実際にほとんどが出演作品が映画作品だった。
関係ないけど、小松菜奈のドレスアップした姿とかもかっこよくて好き。
どうやっても顔も体型も近づけるタイプではないけど、その真似できない美しさが映像内で最大に存在感を発揮している。
いや~こんな女子高生に迫られて理性を保っていられるのは、大泉洋しかいないよ・・・
さえないし、かっこよくもないんだけど、行動や気遣いに惹かれてしまう。あと表情にも。
あの優しさに触れたいと思わされたので、少女漫画の実写化として満点だ。
こんな人が近くにいたら素敵だなって、もしかしたら、きっかけによっては好きになってしまうなあって、大泉洋を見ていると思うのだ。